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首に出来る厄介なボツボツ

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首や胸元に潜む正体とは

いぼの中でも特に首や胸元に出来やすいものがあります。本人はいぼという認識はないかもしれませんが、肌がボツボツしていたり、シミのようなザラザラがあったりする場合にはいぼの可能性を考えたほうが良いかもしれません。その正体はアクロコルドンという比較的平面状のいぼか、スキンタッグという突起したいぼである可能性があります。いずれもウィルスによるものではないので感染する恐れはありませんし、良性の腫瘍ではありますが、数が増えたり大きくなったりする事もあるので気になる存在です。アクロコルドンもスキンタッグも皮膚の柔らかい部位に出来やすく、主に刺激が原因で出来るものだと考えられています。肌への刺激と言えば、紫外線や衣服などによる摩擦、汗や化粧品による刺激などあらゆる刺激が考えられますが、なぜ増えるのかと言えばそれは加齢が原因。多くの人がすでにご存知の通り肌は常にターンオーバーして新しい組織と入れ替わっていますが、その力が低下するとトラブルが起こりやすくなります。入れ替え時に表皮内部にある老廃物がうまく捨てられないと、蓄積してアクロコルドンやスキンタッグとなって現れてしまう場合も。つまり、こうしたいぼの発生は加齢によるエイジングトラブルと言えますので、残念ですが誰にでも起こり得ることです。アクロコルドンとスキンタッグの違いは、主に形状や大きさと考えて良いでしょう。アクロコルドンは平面的なのでシミのようにも見えるのですが、そこに美白化粧品を使っても消すことは出来ません。スキンタッグはアクロコルドンよりサイズが大きく、丸い突起なのでいぼと気付きやすい形状です。いずれも取り除くには自力では不可能ですので、美容外科で治療を受けるのが良いでしょう。美容外科では、アクロコルドンは切開手術ではなくレーザー治療が選択されるのが一般的です。スキンタッグの方は突起しているので、クリニックによっては医療用ハサミによる切除手術や高周波メスによる切除手術を選択する場合もあります。ただ、数が多くなりがちないぼですし、ひとつひとつ手術するとなると時間はかかるでしょう。いずれにしてもレーザー治療なら瞬間的にいぼを蒸散させてしまうので時間がかなり短縮され、痕が残りにくく色素沈着も起こりにくいのが大きなメリットです。また、これから先こうしたトラブルが起こらないように予防するためには、刺激を避けて肌を守りつつ、保湿をしっかりすることが重要です。摩擦を軽減するためにも保湿は大事ですので、顔だけでなく首やデコルテにも適切なケアをしたいですね。肌にこすれるような服は避け、肌触りの良い素材を選ぶのも大切です。他のアプローチとしては、いぼの改善に効果的だと言われている漢方のヨクイニンがあります。ヨクイニンというのはハトムギの皮を取り除いたものでとても栄養価が高く、肌荒れの改善に効果的と言われていますので、ケアに取り入れると良いでしょう。美容外科でも他の治療と並行して処方される事がありますが、効能にはターンオーバーの促進や血行の促進などの他、抗炎症作用もあるのでアフターケアにもピッタリですね。